ひさしぶりにブロードウェイの舞台を見に行きました。何をみるか決めないでふらりとTKTSへ。ミュージカルではなく、お芝居をみようとはきめていたので、さーっとリストをみて、ずっとみてみたかったDoubtという舞台にしました。チケットは50%オフで、二階の一番前の結構いい席だった。
カソリック系の学校での牧師のゲイ疑惑をめぐるドラマ、という重いテーマなことはしっていたけれど、全編ずっと暗い訳ではなく、むしろ笑えるシーンのほうが多かった。だからよけい一人一人のキャラクターに親しみがもてて、彼らそれぞれの苦しみにも共感できた。
笑わせながらもずっと消せない疑惑に苦しむというテーマが伝わったのは、やはり主演女優のEileen Atkinsの力量によるものでしょう。若いシスター役のJena Maloneはかわいいけど、台詞がずっと一本調子で。。。まあ、イノセントぶりはつたわるけど。
照明はPat Collins。この人の照明は主張しすぎずきれいだなあと思う。ほとんどリアリスティックなんだけど、各シーンの終わりで一瞬だけシャープな一方向からだけの光にかわる。あんまりにも一瞬すぎて、はじめは間違いかと思った。あとあまりにエッジがシャープなので、ねらいすぎな感じがした。もうちょっとソフトにして、自然な感じの光なんだけど、陰を暴く。。。みたいにしたほうがやりたいことが伝わると思った。気持ちはわかるけど。